メンタルを強くしたい。でも、本当に“病まない心”って作れるの?


目次

【はじめに】

「もうメンタルやられたくない」

「何があっても動じない心がほしい」

そんなふうに思ったことはありませんか?

私もかつては
「もっと強くなりたい」
「繊細さを直したい」
と思っていました。

でも、あるときふと疑問が湧いたんです。

“そもそも、
メンタルが病まない人なんて存在するの?”

この記事では、
「メンタルを強くする」ってどういうことなのか、
本当に「病まない心」を作ることは
できるのかについて、
一緒に考えていきたいと思います◎


【結論】

結論から言えば、

「病まない心」ではなく
「傷ついた自分を守れる心」が本当の強さです。

「強くなる=壊れないようにする」ではなく、

「壊れかけたときに、
自分を立て直せる力をつけていく」

これこそが、
現実的で、
自分に優しい「メンタルの強さ」だと
私は考えています。


【脳と心の仕組み】

人の脳はストレスに敏感にできているんです。

• 人間の脳には「扁桃体」という不安・恐怖に反応する部分があります。

生き延びるために、ネガティブな情報に強く反応するように進化してきたんですね。

つまり、

「病まない」
「まったくストレスを感じない」なんていう人は、

そもそも存在しないのです。

強さ=回復力・調整力

• 強さとは、ダメージを受けないことではなく、受けた後にどう回復するか。

メンタルの柔軟性(レジリエンス)こそが「強さ」につながる。


【メンタルが強い人と弱い人の特徴】

メンタルが強い人の特徴

• ストレスを感じたときに、誰かに相談できる

• 自分の気持ちを言語化するのが上手い

• 完璧を求めず「まあいっか」と思える瞬間がある

• 自分の限界を知っていて、休むことに罪悪感がない

メンタルが弱いと思っている人の特徴

• 一人で抱え込みやすい

• 我慢するクセが強く、休むことに罪悪感がある

• 「こうあるべき」「ちゃんとしなきゃ」が強い

• 怒られたり否定されることに極端に反応する

実は、メンタルが弱いと思っている人ほど、
“本当はとてもがんばり屋””で、

「自分を守る」ことを学べなかっただけなんです。

ストレスを受け止められるキャパも
人それぞれ。

だからこそ、弱さを否定せずに“回復する力”を持つことが大切なんです。


【私の体験】

私自身も、メンタルが強い人ではなく、
むしろ「メンタルが強そうに見える人」に
ずっと憧れていました。

私は、うつや適応障害を経験した中で、

「強くならなきゃ」
「こんなんじゃダメだ」

と自分を追い込んでいました。

毎日、感情を抑え込んで、無理して笑って、
疲れきっていました。

でもある日、体も心も限界を迎えて、
何もできなくなったんです。

そのとき、やっと気づきました。

「強くなろう」とするあまり、

“本当は助けを求めたかった自分”を
ずっと無視していたことに。


【メンタルを守るために】

1. 「疲れてるかも」と思ったら立ち止まる
 • 疲れのサインに気づくことが、第一歩◎

2. 心を守る「情報断ち」
 • SNS・ニュース・刺激の多いものを遮断する
 • 五感を休ませる時間を意識的に作る

3. 感情を否定しない
 • 「こんなことで落ち込むなんて…」という感情を
  ノートに書き出す
 • 信頼できる人に話す
 • 話す人が居ないと思う時は、遠慮なくプロを頼る

自分で自分の感情を受け入れるためには、
まずは
共感してもらう経験を増やすこと
がとても大切なんです◎


友人にも、家族にも、家族にも話したくないお話は
カウンセラーさんにお話を聞いてもらうことも
ひとつの選択だということを知っておいて頂ければなと思います◎

私自身も誰にも話せない内容は、カウンセラーさんに泣きながらお話しを聞いて、感情と事実の整理を手伝ってもらっていました^^


【まとめ】

メンタルを強くしたい気持ちは、

「これ以上傷つきたくない」
「ちゃんと生きていたい」

という優しさから生まれるもの。

でも、強さとは「戦い続けること」ではなくて、

「今の自分を守る選択ができること」なんです。

あなたはもう十分がんばってきた。

これからは、「守る」ことも、
あなたの大切な力にしていきましょう。

焦らず、ゆっくりで大丈夫ですからね*

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この記事を書いた人

元ファストフード店準社員。

適応障害→うつで退職。無職歴3年。
離職期間中に「知識こそ、心を助ける武器になる」と実感し、脳科学・心理学・行動心理学・自己理解の知識を優しく発信中。

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